古本の買取で必要な知識

今更かもしれませんが、本とは何かについて改めて確認しておく必要があり、古本屋の店主が日々の仕事で必要となる基本的な知識は必要でして、取り扱っている古本や、その本について何も知らないで経営できるほど甘い世界ではありません。

古本屋で本を買取する際に重要となる基礎的なところになりますが、書店などに行くと本の種類が書かれており、新書版や単行本、文庫本や豆本、全集などの大きさやジャンルで店の棚を陳列しなくてはなりませんし、本の部位の名称も知らなくては、お客さんと話もまともに出来ませんし、電話での対応となると必ず出てきますので覚えていきましょう。

また、ネット通販で本の買取をするときなどは、天金なのか三方金になっているかを確認するなど、本の状態が分からないので、詳細に聞いておく必要があります。

天金とは本の表紙の事でして、戦前に出された高価な本には、汚れや埃が付かないように、手間をかけて金を塗っている本もあったので、天金という言葉は覚えておいて方が良いですし、最近の本であればソフトカバーなのかカードカバーなのかの違いも知ってなくてはなりませんし、本を買取した後に違ったなどと言っても返品は出来ません。

特性本であるのか、普及版の本なのかも確認しないと、それだけで値段が違いまして、これは作家のお礼も込めて特別に数十冊か豪華版として本を作ることがあるのですが、これは市販されることは少なく、作家が親しい人に配るものなので、手に入れる事は困難です。

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未知数な古本屋の醍醐味

出版会社の意向か、作家の意向かは分かりませんが、100限定とかで箱入りの特性本も作ることがあり、これも値段が相当変わってくることになるのですが、どのような本が入ってくるか分からない辺りが古本屋の醍醐味でもあると思います。

本というものは手にとって読むから良いのでして、手触りや風合いというものを楽しく事ができ、最近では希少になりましたが、和紙で作られた本を箱に入れて売りだされている事や、挿絵が入っている本もあり、贅沢に本を読む機会が少なくなったのは寂しいです。

本も売れなくなってきた時代ですので、本を製作する上でコストを削減するようにしていますから、箱入りの本はありませんし、カバーにはバーコードが付いており、昔から本に親しみのある私からすると、なんだか落ち着かない感じがしてなりません。

このような本は、つるつるしたカバーで、汚れを落としやすくしているのでしょうけれど、本を買取する上で抵抗を感じてしまいますが、飯を食っていくためにも仕方がないと思って、自分の嗜好を殺して取り扱っている現状です。

古本屋というものは、本の定価を気にすることはなく、あくまで定価としての目安でしかなく、宗教などの本をそのまま信じで買取すると、バカ高いものでして、あなた自身がバカを見ることになりますので、注意してください。「儲かる」とか「稼げる」と謳っているような本は、結構高い場合があり、ページをめくってみると活字が大きく内容のない本がほとんどです。